すでに多くの場所で語られていますが、次世代HTML規格と言われているHTML5。並んでCSS3もそうなんですが、今年になって特によく見かけるキーワードなので、ちょっとずつ勉強し始めようと考えています。
HTML5とは?
- HTMLの5回目に当たる大幅な改定版であり、XMLの文法で記述する場合、XHTML5と呼ばれる。
- Apple, Mozilla, Operaによって設立されたWHATWGという団体が提案し、W3Cより2008年1月に草案が発表された。
- 従来の静的サイト構築に用いられていたHTML4.0やXHTMLからの進化を図り、Webアプリケーションなど拡張性を高め、HTML自体を現在のニーズに合わせるために作られた。
- 2012年3月頃に正式に勧告される予定である。
HTML5の実装状況
- 主要ブラウザの実装状況
Internet Explorer8, Firefox3.5, Safari4.0, Opera10, Chrome3.0
(それぞれのブラウザによって実行結果が異なる。) - HTML5を用いてコーディングされたページ
YouTube HTML5 Demo, アップル – Safari
HTML5で強化された機能
- 動画・オーディオ再生
これまでは外部的な機能を使うことによって擬似的に表現していたのですが、HTML5.0では関連するタグvideo, audioを追加することにより、きわめて標準的な機能として公開することが可能になる。 - レイアウト機能
例えばヘッダーはdiv id=”header”ではなく、シンプルにheader、フッターはfooterという具合である。headerタグに挟まれた部分は、全てのホームページに共通してヘッダー部分であると認識されるようになる。これによりホームページの標準化が進むと思われる。 - 文章の構造化
文章を構造化するためのタグが新設されている。つまり、「ここが本文です」と宣言するタグがあり、検索エンジンは本文を示すタグで挟まれている部分が本文であると容易に判断することが出来る。これは検索エンジンの検索精度を大幅に向上し、ホームページのデータ ベース化という大きな目的を推進することに役立ことになる。 - 他にも注目される機能として、動的な2次元ビットマップ画像の描画のためcanvasも実装され、映像・音楽用のvideo, audioなどと併せてWebアプリケーションの作成にも大きな役割を果たすとされている。
上記では僕が調べた範囲で簡単に記述しましたが、もちろんこれ以外にもHTML4.0やXHTMLから変更・追加された要素は沢山あります。HTML5が標準的に実装されるのまだ先だと思いますが、とりあえず今から意識しておいた方が良いかなと思います。
↓そんなこんなで、こういったセミナーもあります。残念ながら僕は参加できませんが、高松ではオンライン配信にて行われるそうです。
HTML5.JP
http://www.html5.jp/
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